2022年8月に発売された、凪良ゆう著の恋愛小説『汝、星のごとく』を買ってみました。感想を書いてみましたので、最後まで読んでいただけましたら嬉しいです。
『汝、星のごとく』の概要
2022年8月に発売された、凪良ゆう著の恋愛小説『汝、星のごとく』。第168回直木賞候補作、第44回吉川英治文学新人賞候補作に選出され、2023年本屋大賞を受賞した話題作です。
『汝、星のごとく』のあらすじ
瀬戸内海に浮かぶ小さな島で育った櫂と暁海は、高校時代から恋人同士でした。しかし、暁海は、島から出て東京でファッションデザイナーとして成功したいという夢を持っており、高校卒業後は東京に出て行ってしまいます。
櫂は、暁海を送り出す決意をしますが、心の中には、彼女と離れて暮らす寂しさと、彼女の夢を応援したいという気持ちが入り混じっていました。
東京でデザイナーとして働く暁海は、仕事に打ち込みながらも、櫂のことを忘れることができません。
そんなある日、櫂は、暁海から電話で呼び出され、東京を訪れます。
『汝、星のごとく』の感想
『汝、星のごとく』は、島育ちの櫂と、東京で夢を追う暁海の恋愛を描いた物語です。
櫂と暁海は、お互いを深く愛し合っていますが、夢や価値観の違いから、すれ違いが生じていきます。
櫂は、島の風景や、そこで暮らす人々を愛しています。一方、暁海は、都会の刺激や、ファッションの世界に憧れています。
そんな2人が、お互いの夢を尊重し、それでもなお愛し合うことができるのか、その過程が丁寧に描かれています。
『汝、星のごとく』のおすすめポイント
『汝、星のごとく』のおすすめポイントは、以下のとおりです。
- 切ない恋愛物語
櫂と暁海の恋愛は、すれ違いや葛藤を乗り越えながら、もどかしいながらも、切なくも美しい物語です。
- 島の風景や人々の描写
『汝、星のごとく』の舞台は、瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。島の風景や、そこで暮らす人々の描写が、とても美しく、印象的です。
- 凪良ゆうさんらしい、丁寧な文章
凪良ゆうさんは、繊細な心理描写と、美しい文章で知られる作家です。本作でも、櫂と暁海の心の機微が、丁寧に描かれています。
まとめ
『汝、星のごとく』は、切なくも美しい恋愛物語です。島育ちの櫂と、東京で夢を追う暁海の恋愛を、凪良ゆうらしい、丁寧な文章で描いた作品です。
恋愛小説が好きな人はもちろん、凪良ゆうのファンにも、ぜひおすすめしたい作品です。
おすすめ読者層
『汝、星のごとく』は、以下のような読者におすすめです。
恋愛小説が好きな人
凪良ゆうさんのファン
島の風景や人々の描写が好きな人
また、『汝、星のごとく』を読んで、恋愛や夢について、考えさせられたという方も多いようです。